クラミジアには性行為以外の感染ルートはある?

感染ルートについて説明する女性医師性病の一種でもあるクラミジア、その原因となる細菌が粘膜接触によって体の中に入り込み、感染することで症状は引き起こされます。
クラミジアの厄介な所は感染していたとしても自覚症状がほとんどないことです。
症状が悪化すれば性器のかゆみや炎症、おりものの変化などで感染を実感することができるのですが、それまで気が付かないというケースが男女ともに少なくありません。

実際、女性であればその8割が、男性でも約半数がクラミジアに感染しても自覚症状がないとされています。
つまり、クラミジアに感染していたとしても知らず知らずのうちに周りの人間、パートナーに感染を広げてしまう可能性が高いということです。
さらに、クラミジアはその感染力が強いことでも知られています。
原因となる細菌が粘膜を通して体の中に入る、クラミジア感染者と性行為をした場合には、その半数が感染してしまうといわれているため注意が必要です。
そして、女性の場合、感染経路となる粘膜部分の面積自体が広いため、とりわけ注意が必要です。

若い世代の女性であれば、症状に気が付かないまま、さらには検査を受けることもなくクラミジアが放置されてしまうこともあります。
クラミジアは性器だけでなく、キスやオーラルセックスでも感染します。正しい知識を持って、対処していくことがクラミジアの予防、感染拡大を防止するためには大切です。
先にも挙げたように、クラミジアの感染経路は感染者との粘膜接触です。
原因の細菌は生きた細胞の中でしか生きることが出来ないため、大腸菌のようにプールやお風呂、トイレ、さらには感染者が使用したタオル飲みかけの飲み物などから感染することはありません。

不特定多数が入るお風呂やプール、トイレであれば不安が募ることもあるでしょうが、この点だけは心配する必要はありません。
一緒に住んでいる人であればタオルや飲みかけの飲み物にも抵抗を感じる人もいるでしょうが、少なくとも、粘膜接触の度合いが強いキスや性行為以外で感染がおこる可能性は極端に低いのが現実です。

クラミジアには自然治癒がない

クラミジアは自然治癒がないため、症状があらわれた場合には早急に医療機関を受診することが大切です。
性病の中には体調の変化によって自然治癒が可能なものもありますが、クラミジアは例外です。

特に、パートナーのどちらか一方がクラミジアに感染している場合、二人で一緒に治療しなければ感染が繰り返される恐れがあるため、注意が必要です。
というのも、クラミジアは一度治療して完治したとしても、パートナーによって再び感染が起これば症状は再び引き起こされます。
これはクラミジアが再発したというよりも、再感染がおこった状況です。
感染力が強いクラミジアだからこそ、再感染を何度も繰り返してパートナー同士が苦労する可能性が出てくるわけです。

先にも挙げたように、クラミジアはキスやオーラルセックスなど、性行為がなくても感染するといわれています。
症状が出てきた場合にはこうした粘膜接触自体を控えることが、感染拡大を防止するためには必要です。
必要に応じてパートナー同士で話し合いをして、一緒に検査や治療を受けるようにする、これがパートナー同士の信頼関係をより良くしていきますし、余計な誤解を防ぐことが出来ます。
変に接触を拒否すると話がややこしくなる可能性もありますが、パートナーの体のことを心配しているのだと分かれば誤解なく話を進めることが出来ます。

クラミジアに感染しないためには不特定多数の性行為、それに準ずる行為自体を避けるのが賢明です。
必要以上に神経質になる必要はありませんが、コンドームの使用の有無にかかわらず、クラミジアについて正しい知識を身に着ける事、そしてパートナーや相手の気持ち、体を最優先に考える事が大切です。