クラミジアで失明の可能性!?クラミジア結膜炎の怖さ

クラミジア・トラコマティスが原因で起こる病気に、トラコーマという結膜の炎症を起こす眼病があります。
クラミジア結膜炎と呼ばれる病気で、衛生状態の悪い発展途上国では失明する可能性のある怖ろしい眼病です。
ですが先進国では失明までいたる事は希で、クラミジア結膜炎の成人型の症状は比較的軽症とされています。

クラミジア結膜炎はまぶたの裏側と白目を覆っている粘膜の結膜に、クラミジア・トラコマティスという細菌が炎症を起こし、まぶたの腫れや目の充血を起こします。
成人型は比較的軽い症状といわれていますが、放置してしまうと視力に影響を及ぼすこともあります。
トラコーマの特徴的なのが、黄緑色をしたドロッとした目やにと、下まぶたの裏(内側)に濾胞といわれる部分に分泌物の溜まった袋状のブツブツが現われます。
この袋状のブツブツを放っておくと濾胞が結合して大きくなってしまいます。

新生児型のトラコーマは、成人型と同様に目の充血やまぶたの腫れ、それに黄緑色の目やになどが主な症状です。
まぶたの内側に大きなブツブツが出たり、まぶたの内側に偽膜と呼ばれる白い膜が出来ることが多いようです。
新生児の場合、リンパ組織が発達していないので、成人のように濾胞が作られることはありません。
ですが、30パーセントから50パーセントの割合で、呼吸器にも感染するといわれます。

クラミジアが結膜に感染する原因として、成人型の場合はクラミジアに感染した人の膣の分泌物が手指に付着し、その手で目を触るなどすることで発症します。
さらにクラミジアに感染した人と同じタオルや衣類を共有することでも、感染が家庭内で広がります。
クラミジアの感染予防には清潔な水で手を洗い、タオルなどを共有することをなるべく避けるようにしてください。
新生児型のトラコーマの原因は、クラミジアに感染している女性が適切に治療をせずに出産し、産道にいるクラミジアが新生児の結膜や肺に感染したときに発症します。

クラミジア結膜炎の治療方法を知っておこう

クラミジア結膜炎の治療には、抗生物質を含む点眼薬や軟膏を使用します。
アジスロマイシンとテロラサイクリン系軟膏を使い、感染力の非常に強いトラコーマにも有効な薬剤です。
軽度の症状であれば、アジスロマイシンを数回服用するだけで十分な場合もあります。

6ヶ月以下の乳幼児には、微量のテトラサイクリン系軟膏とアジスロマイシンを併用して治療します。
トラコーマの成人型では生殖器、新生児型では呼吸器にも同時に感染している可能性が少なくありません。
そのために症状が重い場合や、生殖器や呼吸器にも感染が見られるならば、抗生物質を服用することもあります。

クラミジア・トラコマティスという細菌を消滅させるまで治療する必要があります。
点眼薬や眼軟膏は1日に3回から5回、数ヶ月に亘って使い続けることが重要となります。
もしも治療をせずに放置すると症状を悪化させてしまい、角膜へと症状が進行してキズを作ることもあるのです。
悪化させてしまうと視力へ影響を与えることがあります。

症状が軽くなった・クラミジア結膜炎が治ったと感じても、自己判断で治療を中止してはいけません。
医師の指示に従って、きちんと治療をすることが完治への近道です。
テトラサイクリン系の軟膏は1日2回、6週間継続して目に直接塗りつける方法となります。
このとき目に痛みを伴うので、継続的に使用するのが困難なこともあるでしょう。
さらに、テロラサイクリンは炎症を抑えられても再感染率も高いために、アジスロマイシンに移行することもあります。

上まぶたの炎症が悪化して分厚くなり、眼球側にまくれ込んでまつ毛が角膜を傷つける場合があります。
こうなった時には、簡単な手術をして治療を行います